調兵山(鉄法線)蒸気機関車・三たび・・・・・その2

まずは失敗談。昨日、鉄嶺に着いてすぐ駅に行って、帰りの列車の切符を買いました。バスと同じ時間帯に列車もあって、やや速くて安い。ダイヤは調べていったので、列車番号を言ったら14元と言われて、「あれっ安いな」と思ったのに、日にちと列車を確かめただけで、気づきませんでした。今日、待合室で待っている時、ふと切符を見たら・・・げっ!「无座wuzuo」つまり「席なし券」。安かったわけです。2時間半立ってるのは辛い。慌ててバスターミナルへ。鉄嶺は駅の隣がバスターミナルなので助かります。バスの切符はすぐ買えたので(47元)一安心。駅に戻って払い戻し窓口探すと、ない。案内窓口は閉まってる。10人くらい並んでる窓口の表示をよく見ると、一番端の窓口に「退票tuipiao」とあるので並んだら、下の方に「払い戻しは案内窓口で手続きしてからこの窓口に来るように」と書いてある。と言ったって、人いないじゃん、と言ってもたぶん通用しないだろうから、せっかく並んだ列外れて、案内窓口へ。発車時間を過ぎたら払い戻せないだろうなとイライラするも、ラッキーなことに数分後に係員が着席。何か言いながら「退票」の赤いゴム印を押すだけ。数字しか聞き取れなかったんだけど、後で思うと20%手数料かかる、と言ってたようです。さっきの窓口に並び直して、やっと11元返してもらえました。やっぱり「火车huoche(列車)」は面倒くさい。帰りのバスは空いていて、隣がいなかったので楽チンでした。

调兵山Diaobingshan

朝5時〜8時半までに2往復ある列車をどう撮るか。ホテルの朝食は7:00〜8:30。これまで2回とも食べてない。でも、この時間にホテルに戻ると、最後の104レは駅でしか撮れないので、捨てることになる。日の出の早い季節なので、4時半にホテルを出て、5:00発の大明行き回送H111レ撮影からスタート。鞍山より標高が高いからでしょうか? 朝靄のような感じで、オレンジの太陽が、赤い満月のように見える。天気予報は晴れなんですが。この時点では、朝食はホテルにいったん戻って食べようと思ってました。

南岭Nanling(南嶺)

昨日のように、南岭近くで撮ろうと歩いて行くと、南岭の先の方が絵になりそう。調兵山に戻る列車に乗れるように、あんまり駅から離れられないけど、あそこまで行けるかな? 何分かかるかな? すると、またレールバスが来る。今日はレールバス1+客車1の編成ですね。平日はこの時間に往復してるんでしょうか。撮ってみると、ちょっと単調な絵かな? あの先のカーブまで行ったら・・・?

三家子Sanjiazi〜南岭Nanling(南嶺)

踏切を過ぎると、左にカーブして、やがて右カーブが見える。なんだ、あの先は三家子じゃないか。だったら、三家子から乗って戻るか? いや、それは間に合わないか?・・・というわけで、今回もホテルの朝食はパス。大明から戻ってくる102レとその折り返しの101レをこの付近で撮ることに決定。ポイントを探していたら、今度はおじいちゃんが出てきて、なにやら不満顔。畑を荒らされると思ったらしい。ゴメンナサイ。ここは線路に入ってもいいのですが、畑に入っちゃいけません。逆光気味なのもあり、朝靄の中を行く感じに撮れました(上・102レ)。さらに三家子駅の見えるところまで行って、カーブの反対側から下り列車を撮ると順光になります(中・101レ)。こういうカーブは、長い望遠レンズがあると、また違った絵が撮れるんですが、コンパクトデジカメ1台で、なかなか健闘してると我ながら思います。もともと、カメラ自体に凝るタイプじゃない。風景の中に溶け込んでいる汽車の写真を「撮ること」自体が好きなので、こうして撮影場所を探して線路の周りをウロウロしたりしながら、汽車を待つ時間は苦になりません。次に104レが大明から戻ってくるまで2時間近く、線路脇で過ごしてました。怪しまれますよね。羊を追って、線路脇の草を食べさせながら移動している人もいて、この路線はホントに「生活路線」なんですね。上り列車は逆光になるのと、手前の防風林も入れて撮るのを意識しすぎて、引っ張りすぎました。タイミングが遅すぎて失敗作(下・104レ)。結局、調兵山から三家子まで歩いてしまったことになります。うーん、何㎞あったんだろう? ホームまで400mほど歩いて、王千からの204レに乗って調兵山に戻りました。乗る時、たぶん顔覚えられてて、車掌さんが何か声かけてくれたんだけど、聞き取れなくてゴメンナサイ。ちなみに、各車輌に1人+最後尾に1人乗ってる車掌さんはすべて女性で、駅のたびにドアを開けてステップを開く。乗る人は1元払って、切符を切ってもらいます。人件費を「コスト」と考えれば、これほどコストのかかってる列車はないですね。もっとも、調兵山の市内バスも、マイクロバスに車掌付きで走ってますから、鉄道だけじゃないです。

おまけ

調兵山に戻ったのは9時前。4時半にホテル出たから、もうお腹すいてダメ。ホントは、この後の機関車の動きを確かめようと思ってたんですが。いつもの香来香に食べに行き、ホテルをチェックアウト。9時過ぎに駅に行くと、やっぱり上游1771がいない。この後発車する大明行きの103レと王千(暁南)行きの203レにはDLが連結されている。これで、大明からの戻りの午後の106レがDLなのは当然。謎は、暁南からの戻りである午後の206レを、いなくなった上游1771が牽いて来ること。・・・ここで昨日の最初の記事に戻りますね。これが、調兵山SL撮影行の24時間です。また、宿題が残りました。新湖公園前からボロミニバスに乗って鉄嶺へ(10元)。さすがに疲れましたね。