最後の授業・その3

よく、「いい話と悪い話と、どっちを先に聞きたい?」っていいますよね。では、初めに悪い話をまとめて・・・

「悪い話」まとめ

  1. 今日は雨。朝、正門に行くと、車がない。誰もいない。???。雨だから国際交流中心まで迎えに来てすれ違ったか? 戻ってみたが、ない。崔先生に電話すると「今日は授業ないんじゃないの?」って。あります! スコットとドンは授業ないらしい。今日はみんなないと勘違いされていたらしい。帰りの車は手配するから、行きはタクシー拾って行ってくれということに。タクシーの中で、2年の李さんに電話して、1年生に遅刻することを伝えてもらう。それを聞いてた運チャン、張り切って・・・。15分で着いちゃいました。鞍山に来て、最も怖いタクシーでした。これ、言葉で説明難しい。乗ってみないとわからないですよ。日本じゃ絶対経験出来ません。笑い話で済むのは、ただのラッキーかもしれないんですから。
  2. 1年生の最後の授業の休み時間、新婚の某先生が来て、「成績は?」。来たか!先学期とまったく同じパターン。「今日までに成績をつけて持ってくるように」などと一言も言われてない。「今日は木曜で、先生は来ない日だから、持って来てませんよ」というと、「私は授業ないけどわざわざ来ました」だって。さらに「じゃあ、いつ持って来ますか?」だって。極力、ニコニコしながら(ひきつってたかも)、「月曜日、持って来てもいいですよ。」「来週は授業ないです。」・・・ブチブチ、血管が切れる音がしましたが、「明日の金曜日は授業があるから来る」というので、「じゃあ、明日持って来ます」。また、今日持って来ないこっちが悪いことにされました。
  3. 2年生の最後の授業が終わり、記念写真をご覧のように整然と並んで撮る。そのあと、次々と撮影タ〜イム。で、携帯が鳴る。発信者表示見て、(来たか・・・)。「今、どこにいますか? 運転手が待ってます。」「スミマセン。学生と写真撮ってるんで、もうちょっと待ってもらってください。」・・・・・どういうレスを期待しますか?・・・・・「でも、すぐ行ってください。」・・・・・さすがに、「いいから、ちょっと待ってもらってください」と大きな声で言って切りました。彼女の、この感覚はまったく理解出来ません。今、どういう場面になってるか、想像出来ないんですね。彼女のおかげで、心残りがなくなりました。

いい話・1

今日の高職院の授業は、鞍山での最後の授業です。もし、日本に留学するようなことを考えたなら、必ず連絡するようにと、連絡先を教えました。仲介業者にお金払う必要はないこと、日本語学校にも「ピンからキリまで」あること。あ、この「ピンからキリまで」という日本語の学習もしましたよ。などなど・・・。日本語がまだあまり出来ない1年生にも、感想を書いてもらいました。もちろん、かけない時は中国語も可としました。「じゃあね」をPCで流しながら一緒に歌って、最後は、「それぞれに」の歌詞の模造紙を貼って意味を説明して、贈る歌として「ピッタリ」(合适heshi)でしょ、ということで歌ってお仕舞い。黄さんが、この自作の切り絵をくれました。河南省開封市の「包拯Baozheng」という、北宋時代の公明正大な裁判官として知られた人らしいです。

いい話・2

3・4時限目の2年生の時は、学生が気を利かせて、どこからかPC接続用のスピーカー持って来て、大きな音で「じゃあね」を流すことが出来ました。「それぞれに」は、ホントに気持ちよく歌わせてもらいました。都合5回、歌ったことになるね。2年生は、感想を書いてと言ったら、シーンとして必死に書いてる。コソコソと「・・・・・怎么说?」って、書きたいことを日本語でなんというか、訊きあってる。中国語でもいいよって言うと、意地になって、間違ってると思うけど日本語で書きますっていうのもいて、うれしいね。ホント、この学生の感覚と、某主任の感覚との落差はどうよ? 最後に、プレゼントをくれました。民芸品で、革で作った中国将棋「象棋xiangqi」です。盤面とケースも革。街角や公園で、高齢者がやってるのは日常風景ですが、僕はやったことがありません。ありがとう、ルールを覚えなくちゃ。

いい話・3

で、授業が終わった後の撮影タイム。ちゃんと椅子を並べて、記念撮影。なんか、真面目に写ってますね。この中の7〜8人は、授業中しょっちゅう僕に怒られてたんですが。このあと、ホントに入れ替わり立ち替わり、2ショットだったり、両手に花だったりの、撮影タイム。しかし、ぜんぜん勉強しないで怒られてても、最後に、こうやってチャラにしちゃうのって、以前の平楽中の感覚に似てる?

いい話・4

運転手さんは、今日は休みだと思ってたのが呼び出されて、待たされたんですから、さすがに機嫌よさげには見えませんでしたが、話したらわかってくれて、普通に運転して帰りました。彼の運転がとても大人しく感じられました(相対評価ですね)。最後に、これで、あなたの運転する車に乗るのも最後ですって、日本から送ってもらったメリーズのチョコをプレゼントしたら、とても喜んでくれて、気持ちよく別れることが出来ました。

いい話・5

昨日、予告があったように、回先生が師範学院の会話の成績を取りに来ました。で、やっぱり、今日あったことは話しました。「えっ、先生が自分で持っていくんですか? いいですよ、僕が車で持っていきますから、預かっていきますよ。」 この、扱いの違いは、どうよ? まだ、全部記入終わってないと言ったら、待ってるから、と言ってくれたので、急いで書いて渡しました。その間に、廊下に出て、かの某先生と電話で話したらしく、「明日の午後行こうと思ったら、向こうの先生みんなで映画に行くとかで、ダメだと言うから月曜日でいいことにした」とのこと。なんか、悪口言いつけるみたいで、嫌だなとは思ったんですが・・・。回先生始め、他の方とはみんな良好な関係だし、学生ともみんないい関係なのにね・・・。まさに「愚痴を聞いてくれてありがとう」で、スッキリしちゃいました。さらに、今週の土曜日、先学期からの懸案だった「撫順に行くこと」、彼が一緒に行ってくれることになりました。ホントに感謝です。

いい話・まとめ

・・・というわけで、いいことの方が多かったね。よかったです。学生が書いてくれた感想を読んでると、ホントに嬉しいですね。僕のほうが「再生」された1年間でした。中国語で書かれた感想を読みこなすためにも、これから中国語も勉強します。